この路線で行ってよロックスター!
Xbox360 グランド・セフト・オート エピソードフロムリバティーシティー【ロックスター】2010年6月10日
大ヒットGTAシリーズGTA4の外伝です
元々ⅣのDLCであるロストアンドダムドとバラッドオブゲイトニー2本をセットしにたものです
Ⅲでもバイスシティでも外伝がリリースされましたがそちらは別スタジオが担当しています(多分)
そのせいかどうもオリジナルと比べて違和感のある作りでしたがエピソードフロムリバティシティー以下EFLCは本家本元のロックスターノースが製作しています(多分)
まずは先行発売されたロストナドダムド(以下TLAD)の紹介です
TLADのテーマはバイクです
アメリカのモーターサイクルギャングをテーマにしています
一番有名なモーターサイクルギャングといえばヘルズエンジェルスですがゲーム内ではヘルズエンジェルスは敵対組織ですね
この辺はGTAらしいと思います
ヘルズエンジェルスが白人至上主義的な組織であるのに対してGTAシリーズの主人公は一貫してマイノリティです
当然TLADでも主人公もチームの仲間もマイノリティです
余談ですがヘルズエンジェルスのトレードマークは商標登録されています
ただ商標登録されているからといって一般向けに販売されている訳ではありません
メンバーの証として特別なものなのでしょう
もし勝手に使ったら・・・
まあ私はギャングに憧れてる訳でもないのでゲーム内で体験するくらいが丁度いいですね
ギャングの一員となってカスタムバイクを乗り回すのはめちゃくちゃ魅力的です
私はバイク好きなので尚更です
基本的なシステムはⅣと同じですがチームとしての行動がメインになります
移動は基本バイクで仲間と移動する時は隊列を作って爆走します
チームの証である革ジャンを着替える事もできません
またゲーム全体もバイクと抗争をテーマにしています
GTAシリーズではお馴染みの一癖ある仲間達も日本製バイクに乗ってるギャングだったりします
軽い憎まれ口でアメリカ製を骨董品扱いしたり日本製バイクをプラスチック製ドライヤーに例えるのなんかは本当に上手いですね
ストーリーも王道で面白いので本編を未プレイでも十分楽しめる作品です
もちろんⅣをクリアした人ならニコベリックとの接点で「おっ」と思うでしょう
GTAファンだけでなくバイク好きにも楽しめる作品だと思います
とくにアメリカのモーターサイクルギャングの文化に興味があるなら最高じゃないでしょうか
続いてバラッドオブゲイトニー(以下TBoGT)
上でGTAはマイノリティにスポットを当ててると書きましたがこちらはそれ以上に色濃く出ています
主人公ルイスはドミニカ系でナイトクラブ経営者でゲイのトニーの用心棒です
TLADに比べるとぱっと見のインパクトに欠けますがゲーム内容はTLADより断然派手です
ヘリを使った大作戦や軍事車両使った戦闘など純粋にアクションとして一番やりごたえがありますね
システムもクリア条件によって点数があったりとゲームらしいゲームですね
私はバイク好きなのでTLADの方が好きですがゲームとしてはTBoGTの方が完成度が高いと思います
ストーリーは情緒不安定なゲイトニーに振り回されたり貧困層の幼馴染に頼られたりシリーズの主人公としては珍しくストレートにイイ奴です
そのせいか感情移入しやすくゲイトニーが可愛く思えます・・・ヤバイ
ボディガードの対象がカワイイ女の子なら感情移入も簡単ですがこちらはゲイのオッサンですからいかに良く出来ているか分かります
セレブの生活にスポットを当てているので高級車が当たり前だったりナイトクラブでミニゲーム(音ゲー)があったりと本編やTLADには無いリバティシティーの違う側面を見る事が出来るのも魅力です
細かい事ですがオープニングでニコやジョニー(TLADの主人公)とすれ違うのも面白い
今かうのであれば本編とDLC2本がセットになったコンプリートエディションです
難易度は低めなのでストーリー目当てでプレイしても詰まる事はないでしょう
Ⅳの評価とは別ですがⅤでDLCを出さなかったのが凄く残念です
ⅣはDLC2本のおかげでリバティシティーを遊び倒した感じがしますがⅤにはそれがありません
マルチプレイにシフトするのは自然の流れかもしれませんがエピソードフロムロスサントスを遊びたかったですね
というかPS4、XboxOne世代ではGTAの新作が出なかったんですよね
さすがにPS6やXbox Series Xでは出ると思いますが次の舞台はどこでしょう??
やはり多くの予想通りラスベガス(ラスベンチュラス)かな