アイヤー
PCエンジン Huカード 上海【ハドソン】です
PCエンジンのローンチタイトルです
他にもあらゆる機種で発売されてますからこの時代を生きたゲーマーなら大抵知っているでしょう
wikiによるとオリジナルはアクディビジョンだそうです
今更説明の必要もありませんがジャンルはパズルゲーム
積み重ねられた麻雀牌を同じ牌同士のペアで取って行きます
一つ残らず牌を取ったらクリアです
ここまで書いた通りこのゲームほとんど考える事はありません
基本的にペアを探すだけです
取り方によっては詰んでしまいますがほぼ運が悪いというだけです
でもこのヌルさは良かったと思います
この時代のパズルはやたら難しかったですからこれくらいが丁度良かったのです
時間制限も無く焦る事もないので普段ゲームをやらない親でも楽しめました
そしてこのゲームはPCエンジンのグラフィック性能あってのものでした
積み重ねられた牌を表現するには微妙な陰影を再現できるグラフィック性能が必要です
後にファミコンにも移植されましたが立体的なグラフィックではなく色分けで高さを区別するようになっています
ゲームシステム的には全く問題無いのですがPCE版をやった後だと味気ないですね
山崩しといえばファミコンキッズなら砂場で山崩しをした事でしょう
砂山をつくりてっ辺に木の枝を刺します
プレイヤーは順番に山の砂を削っていき棒を倒したものが負けというゲーム
砂場と木の枝さえあればできるという昭和ならではの非常にビンボーくさいゲームです
小学校低学年の頃放課後砂場で穴を掘っていたところ同じ学年の子が寄ってきました
私は団塊ジュニアでして学年5クラスもあり接点のない名前もあやふやなくらいでした
その子の名前はヨウヘイ かろうじて名前は知ってました
「穴掘る?」と聞いたところ「掘らんよ」とそっけない
「山崩しやる?」と聞くと「山崩しやる」と今度は乗り気です
という訳で2人で山をつくりテッペンにラッションペンを刺してゲーム開始
ゲーム中は特に会話もなく黙々と砂を取り合いました
しかしヨウヘイはやたら山崩しが上手い
どこの世界にも無駄な才能があるヤツはいますが山崩しほど無駄な才能もなかなか無いでしょう
私の誘いに乗って来たのも納得
というよりアリ地獄の如く砂場でカモを待ち構えていたのでしょう
大きく負け越してましたがそれだけにもう一回もう一回とキリがない
最終的に校舎の上から先生に「早く帰れ!」と怒鳴られてお開きとなりました
その後もヨウヘイとは時々山崩しをやりましたが不思議とそれ以外で遊ぶ事はほとんどありませんでした
小学校卒業後に会う事はなくなり高校になって街で偶然会いました
私は何を言っていいか分からず気まずかったのですが
ヨウヘイは「山崩しやるか?」と笑いました