流れるようなコンビネーション
ファミコンソフト 熱血硬派くにおくん【テクノスジャパン】です
いまもシリーズが続くファミコンを代表するタイトルですね
後にドッジボールをやったりサッカーをやったり
スピンオフというかシリーズ通して一体どれだけあるのか分からない程出てます
初代はベルトスクロールの元祖とも言える作品です
このシステムは本当に新鮮で楽しいものでした
殴る蹴るはゲームの基本でしたが敵は一直線に向かって来るかパターンにそって動くのが当たり前
人間の形はしていても機械的なものでした
これがくにおくんではザコの一人一人が奥行きのあるステージでウロウロと歩き 間合いをはかったり後ろに回り込もうとしたりと非常に人間的な動きをします
ただ立ち止まって連射していても敵は食らってくれません
敵に背後を取られないように上手く立ち回りつつ間合いを詰めて攻撃しなければなりません
ザコといえど一撃では倒せません
この殴り倒しても起き上がってくるというのもまた新鮮でしたね
初代のくにおくんの操作方法は独特でAボタンで→側、Bボタンで←側を攻撃します
くにおくんの向きによってパンチになったりキックになります
これにより後に回り込まれた際にわざわざ相手の方を向き直す事なく素早い攻撃ができます
映画やドラマのケンカが上手く再現されていましたが後のシリーズでは通常の操作方法になりました
やはりシンプルで分かりやすい方が良かったのでしょうね
そしてくにおくんといえばパンチ→膝蹴り→背負い投げという特徴的なコンビネーション
ベルトスクロールでは掴みからの攻撃は当たり前のパターンですがくにおくんが元祖でしょう
人間的な動きをする敵と重量感のある攻撃でケンカの雰囲気が凄く良く再現されてました
後にダブルドラゴン、ファイナルファイト、ゴールデンアックスなどゲームの歴史に残る名作が生まれますが大半の要素はくにおくんで既に完成されています
今では完全な死語となった【硬派】【つっぱり】【番長】
この時代でもあまり聞く事はありませんでした
熱血硬派くにおくんもコメディでしょう
言葉としては聞く事はないもののボンタンを穿いたつっぱり達は街にたくさんいましたしお揃いの特攻服を着た暴走族が集会をしていました
そんな時代の雰囲気をとても良く表現しています
これぞレトロゲームをプレイする醍醐味かもしれませんね