この山の中ではオレが法律だ

PS2ソフト トム・クランシーシリーズ ゴーストリコン【UBIソフト】2002.3.22
ゴーストリコンシリーズの第一作目ですね
トムクランシーシリーズはすでにレインボーシックスが発売されておりぱっと見は似ていますがレインボーシックスとはシステムが違い全く別シリーズとなっています
舞台はクーデターが起こった後のロシアです トムクランシリーズらしく歴史的な背景や現在の政治状況を踏まえたリアルな世界感です
プレイヤーグリーンベレー、アルファチームとブラボーチームを指揮して作戦を遂行していきます

ココまで聞くとレインボーシックスの野戦版という感じですがレインボーシックスが綿密な作戦立案が重要なのに対してゴーストリコンは状況を見てその場その場で臨機応変に戦っていく感じです
2チームいるのも現場で建物の奥に回り込ませたり狙撃手に狙撃させたり舞台を動かしてる感じが良く出来ていますね

自分で操作するのもいいですが仲間に「やれ!」といって狙撃させるのも楽しい
とにかく先に敵を発見するのが重要でその為に暗視ゴーグルを使いまくります

ゲーム中は半分くらい暗視ゴーグルを覗いている感じですね
撃たれれば自分も仲間もあっさり死ぬのでランボーのように振る舞う事はできません
遠くから敵を見つけて狙撃するか静かに近寄って殺すのが基本です
建物の中にいる場合は外から手りゅう弾を投げ込んで一網打尽なんて事も可能です
2チーム6人を指揮しつつ切り替えつつなので場合によってはかなり慌ただしいですが敵のいないシーンも結構長いのでゲーム全体を通してはシミュレーターの要素がかなり強くなっています
難易度はかなり高めです 続編のアドバンスウォーファイター違い立ち回りが大きく影響するのと撃たれた仲間が蘇らないので序盤で死んでしまうとほぼやり直しです
そのままクリア可能ですが次の作戦以降は参加できなくなります
新兵が補充されるもののスキルアップの概念があるので死んだままクリアする気がしません
ただこのシビアなシステムも受け入れて遊ぶ方が楽しいのかもしれませんね
難易度や複雑なシステムなどとっつきにくさはトムクランシーシリーズらしいですがレインボーシックスよりは簡単です

じっくり進めていくのが魅力
移動や索敵中心のゲームはこのご時世には合わないでしょう
でもマルチじゃないからこその楽しさがあるのは間違いありません
様々なアイディアで何とか部隊の指揮と連携を再現しようとしてるのが伝わります
良いゲームだと思います