気分はバド・ホワイト

Xbox360ソフトLAノワール【ロックスターゲームズ】2011年7月7日
このソフトは発売前の期待値がすごかったですね
メーカーは当時飛ぶ鳥を落とす勢いのロックスターゲームズ(以下R☆)
GTAシリーズの世界的な大ヒット以降話題の中心はR☆の新作タイトルでした
そんな中で発表された新規タイトルがLAノワールでした
R☆お得意のオープンワルド、舞台は1940年代アメリカLA、主人公はロス市警の刑事になって様々な怪事件に挑みます
もうこの時点で期待は膨らみまくりです
ロス市警の刑事といえば 刑事コロンボ、スピード、リーサルウエポン、と名だたる名刑事がいますがこのゲームを語る上で欠かせないのはLAコンフィデンシャルでしょう
このゲームは映画LAコンフィデンシャルを意識した作りです(多分)
主人公や同僚はタフな刑事です

ロス市警といえば悪徳警官

ステンスランド L.A.コンフィデンシャル
ゲームの流れは事件が起きてから捜査をすることころから始まります
刑事といえば現場検証です

殺人事件の捜査ではこんな事も・・・
現場付近で様々な証拠を集めます
バットマンのアーカムシリーズなんかが近いですかね
証拠を集めたらもちろん尋問ですがこれがこのゲーム最大のウリでした

表情のグラフィックが非常に凝っておりプレイヤーはなんと容疑者のわずかな表情からウソを見破るのです

目をそらしたり顔が歪んだり実に様々です
山さんのごとく相手のわずかな仕草からホシを落とすのです
しかしグラフィックやシステムは凄いのですがプレイヤーをかなり選ぶ印象です
いくら表情が豊かといっても正解と不正解の二つなので結局二択になってしまうんですよね
やはり本物の人間相手のようにはいかずパターン化してしまいます
いかにゲームの主人公になりきって遊べるかだと思います
相棒とクラシックカーに乗って40年代の町を流すのが楽しめるような人じゃないと移動1つが面倒でしょう
GTAのようにコントローラーを握ってるだけで楽しませてくれるゲームとは少し違います
私はあんまり入り込めなかったのもあってそこまでハマりませんでした
GTA程にはというだけでゲーム自体は凄く面白くエンディングまで一気にやってしまいましたけどね
世間でも評価も割れてた印象です
あの世界にどっぷりハマれるひとにはたまらなかったと思いますがGTAの刑事版とかマックスペインのようなアクションを期待した人には肩透かしだったのでしょう
発売前の情報でもゲームシステムの説明はあったのでしょうがやはりスクリーンショットを見る限りオープンワールドアクションを期待してしまいます R☆なら尚更
街中をパトカーで流し犯罪者を検挙しショットガンを撃ちまくってギャングを皆殺しにする
こんなイメージで買った人が多かったんじゃないでしょうかね
そう考えると現場で証拠を選択肢を選んで逮捕するというのはいかにも消化不良でしょう
R☆渾身の一作だったようですが割と早い段階で安売りされて続編もリリースされていませんね
いかにもR☆らしくゲームの世界を全く変えるかもしれない挑戦だったと思います
しかし商業的に成功とは言えなかったのかR☆はこれ以降は新規タイトルのアクションがリリースされていません
やっぱりファンとしては新規を期待しますけどね