のめり込める♪のめり込める♪

ファミコンソフト ファミコンウォーズ【任天堂】1988.8.12
任天堂初の戦略シミュレーションゲームです
今の感覚からすると任天堂がキャラゲーでもない戦争ゲームを出すってのは結構違和感ありますね
なんせシューターでもイカにしちまうんですから
ゲームの基本は至ってオーソドックス、大戦略のシステムそのままです
それぞれのユニットには得手不得手があり拠点を占領できるのは歩兵のみです

ただユニットの種類はかなり簡略化されており三すくみの要素が分かりやすくなっています
もちろん実在兵器ではなく戦車でいえば軽戦車と重戦車の2種のみと言った感じです
マス目も大戦略のように6角ではなく4角です
4角のいいところは防御のしやすさですね遠距離攻撃以外は4方向からの攻撃なのでユニットを並べればかなり強固な防御態勢が取れます
あっちゃこっちゃに気を使わなくていいのでファミコンキッズとってはとっつきやすいシステムです
大戦略は下手くそが適当にコマを動かすとあっという間に囲まれて1ターンに5回も6回も攻撃されて殲滅されるので非常にムカつきます
ただ反面防御側が有利になり過ぎます 低コストのユニットで足止めして遠距離攻撃をすれば相手は一方的に消耗していきます
特にストーリーもなく兵器はお互い全く同じ、成長要素もありません
任天堂らしくシンプルながら歯ごたえのある作りです
索敵要素はなく敵の動きは全て把握できるうえにユニットの種類も少ないのでしっかり計算立てて戦略を練る事ができます

高難易度のマップでは序盤からしっかり組み立てていかないと勝てません
面白いゲームでしたが続編はGBAでしか出ませんでしたね・・・と思ってwiki見たらスーパーファミコンウォーズ?
ニンテンドーパワーでひっそりと発売されてたそうです
このジャンルはファミコン時代は大戦略を筆頭にガチャポン戦士、砂漠のキツネなんてありましたがもう絶滅危惧種
私は慌ただしいリアルタイムよりもターン制の方が好きです
ギレンの野望やスーパーロボット大戦など日本人は好きなジャンルだと思うんですけどね
ちなみにこのゲームを紹介するうえでかかせないのがCMでしょう
当時は走らされると確実に誰かが歌ってましたね
昭和から平成にかけて罰といえば罰走ですがもう一つの定番が腕立て伏せ
体育の準備が出来てないとか片付けをちゃんとやってないとか無駄話をしたとかですぐに腕立てをやらされていました
これがただ10回やれ20回やれならいいのですが連帯責任でした
腕立て30回!というと並んでる順に「1」「2」「3」・・・言っていくのですが「4」はヨンではなくシ、「7」はナナではなくシチという決まりでした
こんなのちょっと気を付ければ間違えないだろうと思いますが体力があまりない子は死にそうになりながら腕立てしてるのでそこまで気がまわらず「・・・・ジュ・・ジュウヨン・・」と言ってしまうのです
待ってましたと言わんばかりに先生は「最初から!」と命じます
一度の失敗ならまだしも2回目ともなると皆が(頼む頼むぞ)と祈っている中「ニ・・・ニ・・・ニニニジュウナナ」
コラ!
元々限界ギリギリなのに一からやり直しさらに他人に迷惑かけるなんて地獄でしょう
まさにフルメタルジャケットのレナード状態
なかなか容赦のない指導だったと思います
こうやって笑い話にしてますが当人にはツライ記憶かもしれません
しかしまあボクだって鼓笛隊パレードではピアニカで音を外しまくりあまりの下手くそさに本番近くになってトライアングルのヤツと変わり今度はタイミング外しまくるので音が鳴らないようにセロハンテープを巻かれどういう経緯だか最終的に変な旗を適当に振っていたのでお互い様だと思ってくれていたら幸いです
気にする事はありませんファミコンウォーズのように皆得手不得手があるのです 上手くね~!