ブロッコリーうめぇ

スーパーファミコンソフト ダンジョンマスター【ビクターエンターテインメント】1991.12.20
マイナーなのかメジャーなのか微妙なゲームですが一度プレイした人なら印象に残るタイトルだと思います
オリジナルは海外のPCソフトです ジャンルは女神転生やウィザードリィと同じダンジョンRPGです
斬新で独特のシステムからしていかにも洋ゲーといった感じ
その独自システムの一つがリアルタイム
リアルタイムといってもアクションRPGではありません

攻撃や魔法はコマンド選択式です
ゲーム中は常に時間が流れており時間経過とともに空腹になります
飯食ったり寝ている間もモンスターに襲われる危険がありますからゲーム中は気が休まりません
音楽もなく環境音だけ滴る水の音、重い扉を開く音、モンスターの声等が妙にリアルでゲーム全体良い意味で暗く不気味です
この独特の雰囲気のこそダンジョンマスターの一番の魅力でしょう
さらにこのゲームを不気味にしているのが食料
ゲーム内には店も宿屋もありません
食べ物はモンスターが落とすアイテムとモンスターそのもの

この気持ちの悪いブロッコリー野郎も倒せば食料です

日本人ならナマコも食う・・・オエッ!
しかも食料に重さの概念があるのでひたすらため込んで冒険というJRPGの基本も通用しません
Falloutなんかもそうですがアメリカ人(だか何人だか知らないけど)はこういうシビアなシステムが好きですね
もう一つこのゲームの面白い要素として覚えているのが【投げる】というコマンド
これは投擲武器だけでなく剣でも盾でも肉でも何でも投げる事ができます
これが妙にいい味出してますね
もちろん肉なんぞぶつけても大したダメージは与えられませんし剣を投げてしまえば武器がなくなります
しかし意味は無くとも肉をぶつけられるスケルトンのマヌケさやパニックになった冒険者の雰囲気が味わえて非常に愉快です
このゲーム人のを見てるほうが面白いです
私の場合上に書いてる事の半分は兄のプレイを見た感想です
元々RPGが苦手だったうえに3Dダンジョンは難しすぎました
それでもこのゲームの独特の雰囲気は大いに気に入り珍しく兄がプレイするのを横から見て楽しんでました
初めてゲーム実況的な楽しみ方をしたソフトかもしれません
最も兄はやられるとムカついて悪態をついてましたがそれも含めて面白かったです
こういう独特の味はこの時代ならではのものだと思います