お~っと テクモの得意技テクモシアターだ

ファミコンソフト 激闘プロレス闘魂伝説【テクモ】1989年9月1日
テクモのシアターシリーズですね
テクモシアターシリーズとはアニメーションを多用し物語性や臨場感のある斬新なシリーズでした
代表的なのはキャプテン翼です コマンド選択式のシステムと実況が原作と非常にマッチしていました
激闘プロレスの場合は画面二分割で上段プロレス部分はオーソドックスなシステムで下段にはアナウンサーの実況が入ります
そしてシアターシリーズならではの大技になるとアニメーションのカットが入ります
このシステムはプロレスにはピッタリです
ファミコンの性能なので実況のボキャブラリーは多くはないものの台詞なんかが凝っていて読んでいて面白い
新日の実況が古舘伊知郎だった時代なのでもろに影響受けています
まあゲームタイトルからして激闘プロレス闘魂伝説ですからね
プレイしていない友達がいると確実に実況するのでやかましい
自分が負けている時などは非常にイライラしたものです 第三者が読んでるならまだしも相手に読まれるとイライラもマックスです

友達「へそでなげる バックドロップだ!」
ボク「うるせぇ!」
ゲームも終盤にさしかかると派手なカットシーンが入ります
これが凄くよくできていてカッコいい

友達「コレで決まったかぁ!」
ボク「黙りやがれ!」
操作部分は至って平凡です

離れた状態ではAとBでパンチとキック、組んでからは投げ技や極め技になります
ファイヤープロレスリングと違い先行した側の技が入るので組んだ瞬間ボタンを押す必要がありますが実際は組む前から連射している感じです
パンチキックも連射なのでゲーム中はほとんど連射です
演出がなければ平凡なプロレスゲームで終わっていたでしょう
単純なだけに初めてでも入りやすく友達が集まるとよくプレイしていましたね
ちなみによく言われる昭和の子供(だけでなく大人も)はプロレスをガチンコだと思っていたか?ですが
何をもってガチンコだというかにもよりますが私に関して言えばいわゆるガチンコだとは思ってませんでした
「いわゆる」というのが微妙というかプロレスらしいのかもしれませんが強い人達がお互いの強さを見せあうものという捉え方でしたね
なので技自体の威力や苦しさは疑いませんでした
というか実際友達同士でかけあって痛みを知ってますしバックドロップやパイルドライバーなんて怖すぎて出来ませんでしたからね
ですので相手の技に耐えきれないモノが負ける 勝敗が決まってようがなかろうがどっちにしろ強いヤツが勝つという感じでしょうか
さすがに小学生の頃にこんな理屈っぽい捉え方はしていませんが
私は特にプロレスファンという訳ではないですのでちょっとひねくれた見方かもしれません
もちろん友達の中には純粋なガチンコ勝負だと思ってるヤツもいました
でも高学年くらいになるとそういうヤツの方が少数派でしたね
なので「昭和の子供はプロレスをガチンコだと思っていた」というのは少し違う気がします
ただ当時の小学生はプロレスが好きでプロレスラーに憧れていたのは間違いありません
ちなみに私のお気に入りはビッグバンベイダーですね・・・ プロレスラーは短命ですね
正直死ぬかもしれないような試合や技は反対ですがやっぱり昭和生まれの私には今でもプロレスラーはヒーローでありスターですね