お前は電流爆破を見たいか!
スーパーファミコンソフト 大仁田厚FMW【ポニーキャニオン】 1993.8.6
大仁田厚といえば一時期は最も話題性のあるプロレスラーでした
電流爆破デスマッチといえば当時プロレスファンでない人でも覚えている事でしょう
プロレスの実績は別として知名度だけでいえば武藤敬司、棚橋弘至、オカダ・カズチカ以上でしょう
ゲーム化となれば当然プロレスゲームかと思いきやプロレス要素はほとんど無くほぼ格闘ゲームです
当時はストⅡの大ヒットから続く格ゲーブームの真っ只中
ストⅡに続けとばかりに各社から格ゲーがリリースされました
しかしその大半はブームに乗っかっただけの粗悪なモノ、その粗悪なモノの中で粗悪なだけでなく粗末なのがこのゲームです
キャラ選択画面はまるで小学生の描いた自画像みたい
選択できるキャラクターは当時のFMWの選手です
それにしても渋い面子だなぁ この時代だとハヤブサまだいないんだろうか
敵はレスラーですらありません
何なんだお前は・・・
もっともFMWはそういう何でもありがウリで大仁田自身が「おもちゃ箱をひっくりかえしたような」プロレスと表現していたのであながちかけ離れてる訳ではありません
プロレスゲームではなく格闘ゲームとするなら実在のプロレスラーだと地味でしょうしね
酷いグラフィックにペシペシと情けない効果音、動きはぎこちなくバランスはめちゃくちゃ
ダメな格ゲー要素をを全て兼ね備えてるようなゲームです
フォローする訳じゃないですが格ゲーというのは本当に面白いゲームが生まれづらいジャンルだと思います
絶妙なバランス調整あってこその格ゲーです
ロウオブザウエスト、ルナーボール、光GENJIローラーパニックなどという名だたるクソゲーを連発してきたポニーキャニオンには土台無理だったのです
(ウルティマは名作だと思いますけどね)
私は大仁田ファンでもないし特にプロレスファンでも無いのですがやっぱりプロレスはプロレスゲームとしてリリースして欲しかったですね
というかいい加減国内でもプロレスゲーム出してくれませんかね
もしくはプロレス団体の経営シムなんか
FMWは残念ながら不幸な結末をたどりましたが