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北斗の拳【ファミコン】

東映動画一子相伝

ファミコンソフト 北斗の拳【東映動画】です

当時一大ブームを起こした大ヒット漫画【北斗の拳】のゲーム化なので当然のごとく大きな話題を呼びました

漫画のゲーム化というとバンダイというイメージでしたが販売元は東映動画

東映動画は北斗の拳の前にバトルロンというゲームを出していたようですが当時全く知りませんでした

この後に発売された【長靴をはいたネコ】の方が印象が強いですね

 

大ヒット漫画のゲーム化、そして東映動画という馴染みの無いメーカー

この時点で嫌な予感がしますが実際とんでもないお粗末ゲームでした

 

恐ろしいほど汚い背景、耳障りな音声、お粗末な操作性とクソゲーのお手本のようなゲームです

横スクロールアクションなのでとりあえず遊べる内容ですが敵はスカスカだし飛び道具の嵐

ペチペチと延々くらいながら正しい道を探し回ってるような印象です

なんか友達に変なちょっかい入れられながら無視して作業してるような感覚

それに加えて迷路のようなシステムなので爽快感が全くありません

もっともこれは私が下手だった事も大きな要因ですが

ちなみに【長靴をはいたネコ】も北斗と同じくお粗末なゲームでした

 

このゲームを語る上で欠かせない(あべし)を集めてパワーアップするというシステム

これは一体何なんでしょうか

ゲーム全体は狙ったようなバカゲーでもないですし

スタッフのちょっとした小ネタにしてはゲームの鍵を握る重要な要素です

敵の断末魔の声を集めるなんてどこからどうやって出てきたアイディアなんでしょう

原作でも「あべし」はインパクトのあるシーンではありません

このゲームがなければこれほど注目される事はなかったでしょう

それだけに本当になぜこれをパワーアップアイテムにしたのか皆目分かりません

 

ゲームの出来は散々なものですが売上は好調だったようで続編がなんと7まで発売されるのです

その間にジャンルがRPGに変わったり格ゲーに変わったりしましたが販売元は東映動画のまま

私は相変わらず原作の熱いファンでしたがさすがに東映動画の名前だけでやる気もおきませんでした

(実際は友達に借りて2までやったけど)

 

随分否定しましたが私は原作北斗の拳の大ファンだったのでこの出来には本当にガッカリさせられたのです

私だけでなく日本中のキッズがガッカリした事でしょう

 

当時北斗の拳の影響はすさまじく日本中の小学生が、マジックで胸に七つの傷を書き、友達の後に忍び寄っては「北斗残悔拳」を食らわせてました

 

私は粘土細工の友達の顔に「岩山両斬破」を叩き込んで死ぬほどおこられました

 

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