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いただきストリート

ぞうし


ファミコンソフト いただきストリート【アスキー】です
今も定期的に続編がリリースされてますね
それだけ色あせないシステムという事だと思います


システム的にも発売時期的にも桃太郎電鉄と比較されやすかったゲームですがゲームシステムは大きく違います
土台となっているのはボードゲームのモノポリーです
桃鉄のように大きなマップを回るのではなく狭いマップを何週も回るような設計になっています簡単に説明すると各マスにはお店があります。最初に停まったプレイヤーはその店を買う事ができ次からそこに停まったプレイヤーは買い物料を払わなくてはいけません
お店は増資したりエリアを買い占める事で買い物料が高くなります

そうやって何週もする事でお互いのお金を奪い合いトップを目指します桃鉄が山にあるお金を取り合う事に比べるといたストはお互いの金を取り合うゲームです
株式投資なんかもあり桃鉄より戦略的です
とはいえゲーム自体はかなりサイコロの目に左右されます
マスを買えるのは最初に停まったプレイヤーですから初期に上手く停まれたら一気に有利になります
一応買い料以外にも株配当で儲けるという手段もありますがおこぼれといった感じです。そもそもオーナーも株を所有しています
また実際の株と違っていくら所有したところで経営権が手に入るは訳ではありません

生まれは運次第あとの展開は金持ちはますます超え太るという非常にリアルなゲーム
戦略的なだけに一発逆転の要素も少なく劣勢になるとあとは破産をまつばかり
まあカード一枚サイコロ一振りで逆転できたら台無しだと思うので仕方ないですね

完成度の高い良ゲーで知ったモノ同士だと桃鉄よりも稼働率が高かった記憶があります
分かりやすいシステムと馴染みやすいグラフィックでとっつきやすい

アスキーといえばこの絵柄
今調べると荒井清和さんと言うんですね シンプルでかわいい絵ですね

みなさん初めて何かを売って金を得た事を覚えていますか?
ひょっとすると学校を出てサラリーマンになった人は一度も経験が無いなんて人もいるかもしれませんね
僕が覚えているのは小学生5年生の頃です
友達のヒサシ(仮名)がザリガニが入れ食いの場所があるという情報を持ってきました
中途半端な地方都市でザリガニは珍しいものでもありませんがお店で買っても不自然でもないというレベル
入れ食いという情報は魅力的で友達2人計3人で取りに行こうという事になりました
こういう有益な情報は常に「おれ達だけの秘密」で仲の良い友達だけで共有されます

そこでヒサシがザリガニを売ってお金を儲けようと言い出しました
お店では1匹100円程度なので50円で売れば大儲けできるに違いないと
僕には全く無い発想で驚きましたが確かに言う通りです もう一人の友達シンジもこの提案には大賛成で一致しました
その川までは自転車で1時間近くかかったので10㎞近く離れていたでしょう
やっとついたその川ですが入れぐいという程ではないにしろ20~30匹くらい取ったので物凄い量になりました(キモチワルイ)
最初の計画では100匹だったんで実際それだけ取れてたら持って帰れませんでしたね

でそのザリガニを売る事になったのですが商売は作るより売る方が難しい
同じ学年のヤツは全く買ってくれません
それも当然そいつ等にしたら友達がそれだけ捕獲できるならわざわざ買わなくても取れる場所を聞けばいいだけですから さらに友達が儲けるのも何か悔しい

しかしそこは商売です 商売のネタ(捕獲場所)は僕達だけの秘密なのです
こういう時こそ「俺たちだけの秘密」が生きるというもの

と思っていたら共同経営者のシンジが
「ヒントはさいしょの文字が(や)です」などとぬかしています

さらに「途中に踏み切りがあります」など教える気満々のヒントを出して得意になっていました

結局すぐに答えばバレてしまいました
結果的にバラしたシンジが悪びれもせず「おれはヒントを出しただけだ」と反論していたのも謎です
だったらヒントも出さなければいいじゃないか
共同経営者は信用出来るヤツでなければダメという事ですね

結局ザリガニは一匹も売れませんでした
こうなると販路を変えるしかありません
年上相手の取引などギャングに麻薬取引を持ちかけるようなもの、残るは年下のチビどもだけです
町内のチビにもちかけるとこれが大盛況 そりゃそうですチビどもは1時間もかけて遠征はできませんから
欲しい欲しいすげぇすげぇの大合唱 しかしここで大問題が、チビどもは1円も持っていないのです
値引しようにも本当に1円すら持っていないのです
しかし欲しいという欲望は人一倍さらにタダでくれという図々しさまで持ち合わせています
結局こんど何か返すというまず間違いなく反故にされるであろう約束をして全て持ち去られました

数日後あのザリガニすぐ死んだとか腕がもげたなどといういらぬ報告までもらいました

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