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ライオットアクト【Xbox360】レビュー

打倒GTA

Xbox360ソフト ライオットアクト【マイクロソフト】2007.2.22

日本版バッケージはルパン三世のモンキー・パンチの描き下ろし

Xbox360が日本市場の開拓に本腰を入れてた時代ですね

ゲームは発売前からかなり話題になりました

なんでも制作はGTAの生みの親だとか

生みの親というのが何なのかよくわかりませんが当時GTAⅢは社会現象でしたから期待が膨らむのも当然でしょう

システムはオーソドックスなオープンワールドです

街中には人が歩き車が走っています

メインのストーリーがありつつサブのミッションやチャレンジミッションがあるのもGTAと同じですね

大きく違うのは主人公です

まず主人公はGTAやセインツロウのように犯罪者ではなく取り締まる側です

これはオープンワールドでは結構珍しいタイプです

スリーピングドッグスやドライバーなど警察側のゲームはあるものの潜入捜査なのでやってることはあまり変わりません

その点ライオットアクトは純粋な警察組織です

 

このゲームの大きな特徴として主人公のパワーアップがあります

敵を倒して経験値を重ねると主人公自体をアップグレードできます

何十メートルもジャンプしたりパンチで車をふっとばしたりアメリカのスーパーヒーロー的なキャラクターです

これがなかなか爽快です

単純な話ですがスーパーヒーローになって街中で暴れるのは無条件で面白いんですよね

相手が悪党とくれば尚更感情移入しやすく爽快です

 

システム面も独特です

一般的なオープンワールドではミッションの進行に従ってターゲットが登場しますがこのゲームはリアルタイム的に存在しているのでどんな順番どんな手段であれ殺せばミッション終了です

GTAよりさらに自由度の高いシステムといえます

チマチマとガードを減らしていったりパワーアップして正面から蹴散らしたり、またジャンプ力を上げれば隣のビルから一気に敵の本丸に乗り込むなんて事が出来ます

主人公の強化要素と相性バツグンです

 

ただ自由度は高いものの各エリアのボスを倒すだけなのでいささか単調です

ボスのいるアジトもボス自体もそんなに大きな差がないのでクリアできるかどうかは主人公のレベル次第といったところです

車のスキルや狙撃のスキルを要求されることもないので基本ゴリ押しでクリアできちゃいます

まあそれがこのゲームの魅力というか独自色なんですが

 

パトロールカーに乗って町に繰り出しても突発的な犯罪に出くわしたりすることもなく通行人は本当にただのモブで街全体が無機質な印象です

エリアのボスを倒すとギャングすらいなくなるので本当に何にも起こらないエリアになってしまいます

やっぱり警察組織なら巨悪を叩くと同時に町の治安も守りたいというか・・・ダーティーハリーの如く強盗犯を問答無用で射殺してやりたいところです

 

細かい不満点はあるものの新規タイトルとしては凄く面白いゲームでした

何よりこんだけ次回作を期待させるタイトルも珍しい

当時のレビューはソコソコだった記憶がありますが続編が3まで出たのはやっぱり土台が良いシステムがあったからだと思います

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