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香港【ファミコン】レビュー

97じゃないよ

ファミコンディスクシステム 香港【徳間書店】1990年3月23日

一部レトロゲーファンやクソゲーファンに有名な香港97じゃありません

 

コチラはれっきとした任天堂公認のソフトです

 

タイトルからしてだれもが【上海】を思い浮かべると思いますが全く無関係の作品です

これは徳間書店が読者のアイディアをディスクで販売するという企画から生まれたタイトルです

当時でもパソコンだと個人製作ソフトはそれなりにあったようですがファミコンでは斬新な企画でした

その割にこの企画自体の知名度が低くファミコンキッズですら知らない人も多いのでしゃないでしょうか

私も香港を書き換えたので知ってますがそうでなければ知らなかったと思います

 

タイトルだけでなくゲームシステムもかなり上海に寄った作りです

ピラミッド状に積み上げられた麻雀パイをペアで取っていきます

上海と違って横からの視点です

このピラミッドが崩れないように全ての牌をとればステージクリアです

ただの2D上海に思えますがこの上海と違いピラミッドが崩れなければよいので中段の牌も取る事が可能です

重量バランスが計算してある訳じゃなく下に土台になる牌があれば崩れる事はありません

ここまで書いて勘の良い人なら思ったでしょう

「それ画面見ればクリアの道筋分かるんじゃないの?」

その通りです 上海と違って隠れている牌がないので最初からクリアのルートを把握する事が可能です

わざわざそこまでやる人もいないでしょうが全く意外性が無いというか展開に変化ないのでやっていても盛り上がりません

という訳で早い段階で飽きてしまいましたね

 

1つのゲームとしてみるとイマイチですがコレは個人製作ソフトです

当時のメーカー製タイトルでもこれより酷いソフトはたくさんありますからしっかり遊べるというだけでも十分じゃないでしょうか

 ・・・・・・・・・。

 

この時代は麻雀牌を使ったゲームがいくつかありました

代表的なのは上海ですがそれ以外にも

ジャンボウ【ケイ・アミューズメントリース】
落っことしパズルとんじゃん【ジャレコ】

しかし良作とは言い難いですね

麻雀牌を使う以上はペアにすることが基本なのでだいたい予想通りのゲーム内容なんですよね

かといって牌を利用しないなら意味がないですしそもそも麻雀というゲームがある意味究極のゲームなんでわざわざ牌を使って別のゲームをしなくてもという感じです

ゲームとゲームを組み合わせると言うのはなかなか難しいものですね

 

と偉そうな事書いていますが私はゲームを作った事もありませんしブロック崩しすら作れません

このゲームを作ったのは当時の個人ですからやっぱりスゴイなぁ・・と思います

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