【COLUMN】 柱、円柱、円柱状のもの weblioより
メガドライブソフト コラムス【セガ】1990年6月30日
前回テトリスのレビューでテトリスの騒動について書きました(コチラ)
詳しくはそちらをご覧いただくとして簡単に言うと権利関係でセガがトチってメガドライブでテトリスが発売できなくなったというものです
そこでテトリスの代わり(かどうか知りませんが)にセガが放ったのがコラムスです
パッと見ての通りテトリスを大きく意識した作りです
当時は完全にテトリスのパクりという印象でした
実際上から落ちるブロックを組み合わせて消すというのはテトリスの要素を完全に流用したものですからそういう印象は仕方ありません
今でこそ「落ちモノパズル」として一般的なシステムですが当時はそんなジャンルはありませんでしたからね
しかしその「落ちモノパズル」というジャンルを確立したものがテトリスとこのコラムスです
ゲームのルールは至って単純3つの組み合わせからなる宝石を縦横斜め3つ並べば消えるとうものです
テトリスのように横に出来ないのは当時かなり違和感がありましたね
縦なので積み上がる速度が速く一つのミスが大きく影響します
ゲームとしての難易度はテトリスよりも圧倒的に高いものでした
その大きな要素が連鎖です
これはテトリスには無い要素でした
消えたブロックの隙間に上のブロックが落ちさらに3つ並んで消えるというもの
落ちモノというジャンルの元祖は間違いなくテトリスですが今の落ちモノパズルに影響を与えているのはコラムスだと思います
それだけ連鎖というのは新鮮で面白い要素でした
ただ既に書いたようにこのシステムのおかげで難易度が高い
3つ並べるのは誰にでもできますが連鎖を考えて並べるというのは当時のキッズには難しすぎたと思います
ヒットしたもののプレイヤーの年齢層は比較的高かったような印象です
私はアーケードで数回、メガドライブでは友達に借りてプレイした程度ですが最後まで偶然に頼ったプレイをしていましたね
その後ぷよぷよやドクターマリオなど連鎖を主体としたゲームがヒットしました
やはりとっつきやすさでいえばドクターマリオやぷよぷよの方が上でしたね
テトリスの代わりにこれだけ完成度の高いソフトを出してきたのはさすがセガですね
一方家庭用テトリスをリリースしたBPSはハットリスというろくでもないゲームをリリースしました
ただこれはテトリスの生みの親であるバジトノフの作品ですからゲームの続編というのは難しいもんですね