ジャイアン
Xbox360ソフト Bully【ロックスターゲームズ】2008年7月24日
ロックスターゲームズ(以下R★)のアクションゲームです
Bully(いじめっ子)を題材とした学園生活シミュレーションといったところでしょうか
GTAのR★らしくオープンワールドで自由度が高いシステムです
主人公は全寮制高校の問題児
学校には様々な派閥がありそれぞれのミッションをこなす事で仲良くなったり敵対したり基本的なシステムはGTAにかなり近いですね
学園生活という事もあり舞台はかなりこじんまりしており凝縮されています
学校外はおまけ程度GTAのように一つの街が再現されている訳ではありません
かわりに学校内で出来る事は盛りだくさんです
ムカつく生徒をパチンコで打ったり悪戯をしたりカワイイ娘にはプレゼントを渡してご機嫌をとったり
学園内の派閥も非常にリアル
体育会系、オタク、不良、金持ちなど学校内の人間関係が生々しい
スクールカーストというヤツですね 画面はアプリ版
このゲームは登場人物が全て固定でモブがいませんグラフィックも1人1人違います
各派閥が過剰なまでに誇張してあります
主人公は特にどの派閥に属している訳ではありませんがやはり敵は体育会系や金持ちがメインですね
映画ではお馴染みの構図ですがR★は一貫してマイノリティの味方をしている印象ですね
GTAでも移民や黒人の主人公や味方が多いです
タイトルこそBully(いじめっ子)ですが弱い者イジメをする感じではなく一匹狼の問題児ですね
ゲームの進行はGTAと違って学生なので1日のスケジュールが決まっています
授業は英語、美術、体育、科学、技術がありそれぞれミニゲームになっています
科学は音ゲーです
英語は限られたアルファベットで単語を作るもじぴったんですが英語が苦手な私にはキツイ・・
これらをこなすと主人公のパラメーターが上がりさぼると先生にとっつかまります
いくら授業に出席してもミニゲームをクリアできない限り単位を貰えないのは厳しいですね
私は下手くそなのでずっと補習をやっているようなもんでした
まあこれも学園生活の醍醐味でしょうかね
各派閥からの依頼はGTAの依頼をコミカルにしたようなもんです
ワルガキからチョコレートを奪い返せとか
R★らしくパンチが効いてます
便所に行きたいからボディガードしてくれとか
やってる事は似たようなもんですが舞台が変わるとなかなか新鮮で面白い
とくに格闘シーンはGTAⅢよりも凝っています
タックルをしたり馬乗りになって殴ったりいかにもケンカらしい感じです
校内では歩くだけでワルガキに絡まれますから相手には事欠きません
さすがに繰り返すとワンパターンに感じますけどね
学園生活なので当然恋愛もあります
一応彼女にできるキャラクターは決まっていたような気がしますがパンチが効いた女性からQueenBeeのチアリーダーまで
濃厚というかエグいキスシーン・・
GTA程の完成度はありませんがいたずらっ子になりきるというのは身近でかなり面白い内容です
日本ではぼくのなつやすみという子供時代を体験するシミュレーターがありますがR★が作るとこうなってしまうのでしょう
このゲーム自体も面白かったのですがそれ以上に続編を期待しましたね
ますます出来る事が増えて楽しい体験ができるんだろうと思ったのに残念ながらこの1本のみです
早く出してよ!
今もXbox360、Steam、android、iosでプレイできます
GTAファンやR★ファンなら是非
しかしハリウッド映画見てもよく思いますがアメリカのスクールカーストは凄いですね
アメリカ人はハッキリしているというか容赦ないというか
勝組の中でも階級がハッキリしているというのがいかにもアメリカっぽい
日本の学校にもありますしボク自身も体験してきましたがさすがにあそこまで露骨だったら嫌ですね
もちろんボクはGeekですから
でも田舎育ちなせいかそこまでヒエラルキーを感じる事はなかったんですよね
子供時代の友人関係は面白いものです
ボクの友人関係は
1対1で遊ぶ特に仲の良い友達が1人(いわゆる親友ってヤツですね)
いつも一緒に遊ぶグループが自分と親友含め4人
これがボクの生活の基本的なメンバーでした
もちろんグループの誰かひとりいなかったり2人だけで遊んだりもします
ここに時々全く別のメンバーが加わります
ヒマだとか新しいゲーム買ったとかそんな感じですね
そしてそれとは別のグループ
こちらではボクは完全に非レギュラーメンバーで上と真逆のパターンですね
これは特にゲームや漫画など趣味が一致するような場合に誘われたりしてました
そしてそれらとは全く別の友達
ボクの場合は不登校気味の男子でした 幼稚園の頃から仲が良かったのですが小学校では不登校気味でした
しょっちゅうパンを持って行ったりし放課後や休みの日は彼の家で1日中ゲームをしてましたね
ここで紹介したゲームの何割かは彼のものです
それぞれ別の世界というか空気があって仲の良い友達であってもその間に入ると変な感じでしたね
ある時クラスメイト(渡辺さん女子)のお誕生会が開催される事になりました
といってもボクは誘われておらず僕達のグループでひさしだけが呼ばれました
男女5~6人のこじんまりしたお誕生日会だったのでクラスでも仲の良い友達を厳選したのでしょう
ひさしは僕達の知らないところで仲が良かったのでしょう
ボクにもあるようにひさしにも自分の世界があって当然ですね
残されたのがボクだけなら多少疎外感を感じたかもしれませんが他の2人(ヨシオ、ヒロシ)も一緒だったので特に何とも思いませんでした
お誕生日会は夕方4時までという事で僕達3人は近所の公園でそれまで時間を潰していました
4時過ぎになるとヒサシはお誕生日会のメンバー女子2人と一緒に公園に来ました
さすが女子だけあってぼく達に手作りケーキまで持って来てくれました
若干チョコレートスプレーが多すぎる気がしますが良く出来ていました
ボクは正直嬉しかったのですがここでヨシオが・・
「けっこんなもんいらねえよ!女子なんかと遊べるか女の誕生日会なんか行きやがって男女め」と言い放ったのです
女子はケーキを持ったまま立ちつくしヒサシもどうしていいかわからず立ってるだけ
ヨシオはヒサシに向かって「こんな奴らほっといて行こうぜ」と言いました
ヒサシは気まずそうに僕達についてきました
ヒサシも楽しいお誕生日会がこんな結末になるとは思っていなかったでしょう
しかしこれが男同士の友情というものなのです
時には友情の為に顔で笑って背中で泣くのが男です
・・・んな訳ありません くだらない意地など張らず皆で楽しめば良かっただけです
「御免なさい渡辺さん」
ヨシオはBullyだったのでしょうか
四方八方に悪態をつき誰に対しても偉そうで傍若無人に振る舞っては女子や他校の生徒に敵をつくっていました
ただ一応フォローを入れるとしたら彼は弱い者イジメだけはしませんでした