誰もがハマった
ファミコンソフト グーニーズ【コナミ】1986年2月21日
映画史に残る名作中の名作グーニーズのゲーム化です
1986といえばまだまだ有名作品の名前だけた借りたお粗末なゲームが乱発されていた時代です
ゴーストバスターズ（1986） ランボー（1987） スーパーマン（1987）
映画ゲーム、漫画ゲームといえばクソゲーと言っても過言ではない時代です（ホントか）
そんな中にあってこのグーニーズは映画ゲームとして良く出来てるだけでなく純粋にアクションゲームとしても良く出来ています
映画の異常な大ヒットもありこのソフトはとにかく所有率が高かったですね
ファミコンキッズの3人に1人くらい持っていた印象
私は持っていませんでしたがまわりに溢れていたのでわざわざ買う必要も無かっただけです
実際のプレイ時間は相当長かったと思います
ジャンルとしてはアクションゲーム
横スクロールですが一方通行型ではなくステージ探索型ですね
主人公のマイキーを操って映画同様廃屋からスタートし財宝を求めて地下深く潜って行きます
この辺の再現度も素晴らしいですね
もちろん映画の世界とは全く違うのですがグーニーズの雰囲気が凄く感じられます
BGMはなんと映画と同じシンディローパーの「The Goonies ‘R’ Good Enough」
これは当時のキッズなら熱くなりますね
このゲームは非常に遊び安いのが特徴です
操作性がよくゲームのルールもシンプル、何よりもこの時代にしては難易度が低め
私が購入しなかった大きな理由は友達が持って来て目の前でクリアしたからです
また友達の前でプレイしていると「そこに〇〇がある」とか「〇〇取ってないぞ」とか横からゴチャゴチャうるさい
各所に隠されたアイテムはその場でキックしたりしゃがんだりすると現れるのですがこれが全てノーヒントです
ネットも無い時代ですが好きなヤツはほとんど把握していましたね
今でも覚えている人が多いんじゃないでしょうか
（ただ個人的にはこのシステムはあまり好きじゃなかったです）
今回書くにあたってwikiを見ましたがこのゲームは元となったゲームがあったんですね
コモドール64という日本では全く馴染みのないPC（なのかゲーム機なのか）で出ていたそうです
動画を見ましたが似ている部分もありますが別ゲームといってもよい作りですね
コモドール64版は動画を見ただけですが良く出来てるように見えますね
謎解きアクションでしょうか
映画同様にグーニーズのメンバーで協力してトラップを解除したりアイテムを取ったり原作に近い感じですね
ファミコンはキッズ向けに純粋なアクションにしたのかもしれませんね
この辺もさすがコナミといったところ
内容もいいのですがカセットもまたイカス
映画グーニーズのデザインそのまんまなのですが下手にアレンジしたりせずシンプルで凄くカッコいい
お時間があればぜひグーニーズとランボーのカセットを見比べてみてください
私のように知識が無い人間でもデザインの大切さが分かります
ゲームレビューはここまでここからは映画グーニーズや当時のブームの話を
グーニーズは日本で公開されたのは1985年ですからファミコンが乗りに乗っている時ですね（ファミコンの発売は1983）
ただ映画館でのヒットというよりはTV放送で火がついた印象ですね
ですのでグーニーズといえば吹替えという人が多いでしょう
チャンクやデータの特徴のある声は今でも耳に残っています というよりも逆にオリジナルの方に違和感がありますね
この映画の影響はすさまじく私の周りでは宝探しが大流行、データの発明を真似し、フラッシャー自転車はBMXに変わり、チャンクの握りつぶしたシェークを飲みたいを思ったものです
初めて買った海外アーティストのCDがシンディローパーという人も多いでしょう
良く言われるキョンシーのブームよりは断然大きかった気がします
ただグーニーズは関連グッズが全くと言っていい程ありませんでしたが
グーニーズの前に「E.T」があり後に「Stand by me」があります
映画的にはこれらに全く繋がりはありません 共通するのは少年達の冒険というだけです
それでもセットで語られる事が多いこの3作
これらはそれまでの漫画や映画と違ってすごくリアルな世界で新鮮でした
ETなんかはバリバリのSFだしグーニーズもあり得ない展開ですが主人公は強くもなく特殊な能力もないどちらかというと落ちこぼれの少年
ひょっとすると自分達のまわりにもこんな冒険があるんじゃなかろうかと思わせる絶妙なストーリーでしたね
純粋に【面白い映画】なら他にいくらでもありますが【特別な映画】となるとまた別ではないでしょうか
グーニーズは面白いだけでなく多くの人にとって【特別な映画】じゃないでしょうか