公道デビュー!
PSソフト リッジレーサー【ナムコ】1994年12月3日
オリジナルはアーケードの体感筐体ですね
この時代はちょっと大きなゲームセンターやゲームコーナーには大抵置いてあった印象です
初代リッジレーサーはPS(以下PS1)のローンチタイトルですね
PS3くらいまではリッジレーサーといえば新型ゲーム機のローンチタイトルでした
ただインパクトでいえばやはりPS1で登場した時がダントツですね
PS1(セガサターン)はゲーム機の世代交代の中で最も進化を感じたハードです
それまでのロムカセットとは比べ物にならない大容量と本格的な3DグラフィックそんなPSの性能を見せつけたのがリッジレーサーだと思います
それまでのレースゲームは疑似3Dと言われるもので現実の映像と比べられるようなものではありませんでした
3DレースゲームはSFCやMDでもあったもののポリゴンという名前の通り板を組み合わせた無機質なグラフィック
それがリッジレーサーではテクスチャーマッピングという技術によって比べ物にならないくらいリアルな表現になりました
私は技術的な事はわかりませんが要はポリゴン(板)に絵を描くという事ですかね
今見るとゲームらしい色使いのグラフィックですが当時この臨場感は半端じゃありませんでした
疑似3Dでは無理なサイドにそびえたつビルや頭上を走る高速道路など当時は走っているだけで大興奮でした
アーケードからの移植なのでシステムもほぼアーケードのままです
今のレースゲームのように周回して順位を競うのではなく時間制限の中でチェックポイントを通過していきます
それほど難易度は高くないので慣れたら基本的にはタイムアタックですね
改造や対戦もありませんがこの時代のゲームとしては標準的なシステムです
このゲームは操作性が良いのが特徴です
簡単な操作で流れるようなドリフト走行が可能 とにかく走っていて気持ちイイ!
ナムコはリッジレーサー向け?にネジコンというものを発売します
名前と画像を見れば想像がつくと思いますがステアリング操作をコントローラーをねじって行うというもの
デジタル入力なので慣れないうちは小刻みに入力したり動作に戸惑いますが慣れたら緩いカーブを曲がっていくのが気持ちイイです
私はファミコンショップで数回しか触った事がないですがこれは素晴らしいアイディアだと思います
PS2以降のハードでも是非発売して欲しかったです
ナムコはネジコンといいガンコン、ガンコン2といい周辺機器の完成度が素晴らしいんですよね
リッジレーサーを語る上で必ずライバルとして出てくるセガラリー
同時期にアーケードや次世代ゲーム機でしのぎを削った名作同士ですね
セガラリーがその名の通りラリーをテーマにしたのに対してリッジレーサーは市街地
レースクイーンに陽気な音楽に夜の首都高と泥臭いセガラリーの世界感とは正反対
これだけ違うのにレースゲームとしては甲乙つけがたいライバルってのがイカスじゃありませんか
暑苦しい文章が続きますが私はレースゲームというジャンルが最も好きでゲーム機の進化=レースゲームの進化なのです
グランツーリスモやNFSなどが出てからは存在感も薄くなりましたがそれでもローンチタイトルとして新たな体験を提供していたのです