ポリゴン時代へ・・・
スーパーファミコンソフト 遥かなるオーガスタ【T&E SOFT】
ゲーム機初のポリゴンゴルフゲームですね(たぶん)
ポリゴンが広まるのはCD-ROMゲーム機の時代からですがファミコンやメガドライブでもチラホラと出始めました
SFCで先陣を切ったのがこの遥かなるオーガスタでした
これまでのゴルフゲームと違うと言わんばかり
タイトルからして【遥かなるオーガスタ】です
こんな洒落たタイトルが他にあったでしょうか
せいぜい【星をみる人】くらいでしょう
ジャンルもスポーツではなく3Dゴルフシミュレーションです
そして内容もシミュレーションと謳うだけの事はあります
システムは一般的なゴルフゲームと同じボタン3回でパワー調整ですがこのゲームはボールのどこを打つかもタイミング合わせる必要があります
今のゴルフゲームのように落下地点を表示してくれないのでひたすらやりこんで飛距離を掴むしかありません
もっともコレは当時のゴルフゲームでは珍しくありませんが
3Dなので臨場感は抜群なのですが実際プレイするとなるとそれだけで方向や回転を考えるのはかなり難しい
結構やりこんでも風やら地形が作用して思ってもない所に飛んでしまったり
インチキ無しでトーナメントを勝ち抜くのは至難の業
(というかインチキ許さないシステムだったかな)
それでもハマって途中からは簡単に優勝できるようになりましたけど
マニアックな内容なのでハマれば面白いですが反面対戦ツールとしては全くダメです
同程度の腕前の友人がいればいいですがSFC全盛期とはいえまずいないでしょう
当然私の周りにもいませんでした
ひたすらCPU相手のトーナメントをやるというのもさすがに飽きます
またハードの性能上処理が遅くテンポが悪い
打つ方向を変えるだけでもカクカクしますし打った後もズームアウト、ズームインがないので何画面にも渡ってひたすら転がるボールを追ったり・・
シミュレーションというだけあって派手な演出やクリア得点もありません
みんゴルのように可愛いキャディが盛り上げてくれる訳でもありません
一応キャディは選べますけどね・・・
これを18ホールとなると余程のファンでないとキツイと思います
個人的にはハマったゲームですので良作です
このゲームにハマったせいで小学生のくせに朝早起きてマスターズを見たりしてました
あの情熱は何だったんだろう
セールスも好調だったようで続編も【ワイアラエの奇跡】【ペブルビーチの波濤】【デビルズコース】【遥かなるオーガスタ2】【遥かなるオーガスタ3】と沢山出ました
続編はテンポも良くなり完成度は高まりましたがちょっと変化に乏しかった印象ですね
遥かなるオーガスタはSFCを代表するゴルフゲームだと思います