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ハイパーオリンピック【ファミコン】レビュー

ベンジョンソン

ファミコンソフト ハイパーオリンピック【コナミ】です

インパクトのあるソフトなので当時のファミコンキッズなら記憶に残ってる人も多いでしょう

印象的な理由は何といっても専用コントローラーの存在です

このゲームは連打が全てなのでその連打に特化したコントローラーです

ボタンは2つのみという潔さ 十字キーはもちろんスタートボタンすらありません

二つのボタンはABボタンに振り当てられており通常のコントローラーでもプレイ可能ですがやはり醍醐味は専用パッドを使ったプレイです

大き目のボタンは連打しやすく両手で連打できるのでひたすら連打に集中できます

それだけでなくプレイ中はお互いの体を使った全力の連打姿が見れるので熱くなるんですよ

しかし実際のスポーツ同様ファミコンキッズは勝つ為にはあらゆるテクニックを駆使します

五輪4×100銀メダルの日本リレーチームや世界陸上200mで銅メダルを獲った末續慎吾のナンバ走りの如し

様々なテクニックがありました

中でも有効だったものの一つが擦りでしょう

これは連打するのではなくその名の通りボタンを擦るテクニックです

限界を競うなら連打の方が速いのかもしれませんが連射は腕を痙攣させて速度を出すので安定しません

それに対して擦りは安定して速度を出せる有効な手段でした

このテクニックは広く利用され特殊な走法というよりもこちらが標準になりました

 

勝敗を決するのはただの連射速度であり己の体力のみ

生身の人間のぶつかり合いこそスポーツの醍醐味でしょう

しかし残念ながら全ての人間がスポーツマンシップを持ってるとは限らないのです

現実同様ズルをしてでも勝ちたいという輩がいるのです

その筆頭がドーピング

といっても薬物ドーピングではなく用具ドーピングです

くしくもこの時代100m男子でベンジョンソンが薬物ドーピングで金メダルをはく奪されましたが今では自転車にアシスト機能を内蔵させたり卓球ではラケットに違法なラバーを使ったりと様々です

 

関係無い話が続きましたがドーピングの代表的なものがマジックインキです

マジックインキの方は単純で指で擦っていたものをマジックインキのお尻の部分で擦るのです

指と違って痛みもないので力を込めやすく全力で擦る事ができます

なぜマジックインキかというとお尻の部分がいい感じに丸みを帯びガラス製で滑りやすいのです

またファミコンキッズには握りやすい太さと形状だった事広く普及している事などがあげられます

ただ道具を使えど基本は本人の速さ次第ですから遅い人は遅いです

 

そしてもう一つが定規

これはしなりのある定規を弾いてボタンを連打します

こちらは本人のテクニックは必要としませんが定規の素材が重要になってきます

長さと素材次第でうまくしなる素材ならいいですが私通ってた小学校では竹の30㎝定規と決まってました(なんでや!)

さすがにわざわざステンレス定規を買うヤツはいなかったので私の地域では劣勢でしたね

 

もちろんドーピングは禁止事項です

とくに他人のコントローラーの場合は持ち主の許可なくしてやる事はできません

道具で擦るとコントローラーの破損につながりますし擦るアイテムによってはクレヨンで線ひいたように汚くなります

それでもリスクを覚悟で記録を狙って全精力を傾けてました

燃え尽きたぜ・・・

 

 

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