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PCエンジンスーパーグラフィックス

友よ元気出せよ

レトロゲーム好きには問題ハードとして有名なPCエンジンスーパーグラフィックスです
PCエンジンの上位機種として発売されました
初代PCエンジンは後発のメガドライブにセールス面では勝っていたものの性能は子供から見ても劣っていました
当時はアーケードからの移植の再現度が大きな評価ポイントでしたからセガ製ハードはそういう点では有利でしたね

そんな中発売されたのがスーパーグラフィックスです
どストレートなネーミングです

なぜスーパーグラフィックスが問題ハードになったのか、理由はいくつかあるでしょうがまず一つは価格
定価39800円というのは当時としては破格でした というか今でもですね
メガドライブが21000円なので約2倍です

二つ目がその見た目
コンパクトでシンプルだったPCエンジンとは真逆の形状

wikiによれば自動車エンジンがモチーフだとか

どこがや・・・
しかもこれだけ恵まれたボディーを持ちながらセーブには天の声、マルチプレイにはマルチタップが必要とまったく活かせていません まさにデカいだけ
ただまあ今だから言えるだけで当時は子供向けに無駄にゴテゴテしたデザインがウケていましたからデザインのせいでどうこうとは思えません

三つ目 これがネタ扱いされる最大の要因
専用ソフトが5本しか出なかったのです 39800円も出してたった5本?
そのタイトルは ※wikiからです
・バトルエース ・魔動王グランゾート ・大魔界村 ・オルディネス ・1941 Counter Attackの5本です
大魔界村は別として他は全く知りません せいぜい1941は1942の続編かなと思えるくらいです
という事で今じゃすっかりネタハードですが当時はネタにすらならずイラネーの一言で済まされました(私の周りでは)

私もこの価格とタイトルで誰が買うんだよと思ってたらなんと当時一番仲良かった友達が買っていたのです
その友達(ここではケンタ)は私のようにゲームオタクでなく所有ハードもファミコンだけでした
当時はゲームブームでPCエンジンやメガドライブを持っている友達も多く新作ゲームをいち早く手に入れた者が話題の中心になる時代です
ファミコンしかもっていないケンタは思うところがあったのでしょう

そんな中誰ももっていない(だれもいらない)弩級ハードが登場したのです
ゲームの知識もあまり無かったケンタはその見た目と名前にまんまと騙されたのです
まさにメーカーの狙い通り!

私は「なんで??」という言葉をぐっとこらえました
どうだと言わんばかりのケンタを見ると小学生でもその程度の心遣いはできるものです
「いいね👍」と心にもない事を言ったものの買ったその日から暗雲が立ち込めていました
唯一救いだったのが同時購入したソフトが「大魔界村」だった事です

オリジナルが名作な上に移植の出来も素晴らしい絶対に失敗の無い1本でした
でも私はメガドライブ版をクリア済でしたが

確かにメガドライブ版より移植の出来は良かった気がしますが1年も前のゲームです
しかも価格は10800円!! メガドライブなら中古で2000円程度で手に入るものです

ケンタのテンションは高かったので良しとしました
私はクリア済だったの順番待ちをするケンタを横目に次々とクリアしてしまいました
メガドラ版よりすごいだろという言葉が切なかったです

結局ケンタが買ったSG専用ソフトは大魔界村のみでした
幸いスーパーグラフィックスはPCエンジンのタイトルが遊べるので埃をかぶる事はありませんでした
通常のPCエンジンソフトならメガドライブ以上のラインナップでしたからね

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