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マインドシーカー

ハンドパワーです

ファミコンソフト マインドシーカー【ナムコ】です
これはネタとしてかなり有名になったソフトなのでご存知の方も多いでしょう
一応説明すると超能力開発ソフトです
ESPカードを当てたり念力でスプーンを曲げたりしながら眠っている力を覚醒させるというもの
まあこの説明だけでいっちゃってますからネタ扱いされるのは当然かもしれません
しかし当時そこまでネタ扱いされてた印象もないですね
というか持ってる人も少なかったですしね

監修はスプーン曲げのキヨタ君
私はあまりキヨタ君の記憶が無いんですよね もうキヨタ君のブームは終わってたんだと思います
ユリゲラーなんかもほとんど知りません
サイババのほうが馴染みがありますね
「灰が出たぞ~!」

肝心のゲームですが当時は他にもクソゲーがあふれていたのでこの程度ならさほど印象に残る程でもなく数ある面白くないゲームの一つとして数えられてました
他にも占いとか株式とか競馬予想みたいなみもふたもないのが色々ありましたしね

私は能力が無いのでヤマ勘で適当にやるだけでしたが一応呼吸法みたいなトレーニングの解説もあります
実際に超能力があるかどうかは別としてこのゲームで覚醒するのは無理じゃないかな
そもそも念力でゲーム内のモノを動かすといういうのは念力とは違う力なんじゃなかろうか

この時代は空前のオカルトブームでしたね
※一人称変わりますがきにしないでください

ノストラダムスの人類滅亡が近づきサイババが灰を出しマリックがスプーンを曲げ街には人面犬の目撃情報があふれ、どっか外国の畑ではミステリーサークルが現れUFOが牛を吸い取りオバハンは体に変なチップ埋め込まれていました

スプーン曲げなんかはあまりにも流行ったので学校で禁止令が出てました
あれは穴に通して一まとめにするのでひん曲げるとおさまりが悪くなるんですよね

この件で興味深いのはテレビでの検証です
推論としてはこんな感じでした
擦っているうちに脳が柔らかいと認識(錯覚)する、その瞬間に力を入れると自分で意識しない程の力が入り飴のようにひん曲がる
こんな理屈だったと思います
これは小学生の全員がインチキなどしないという性善説に基づいた推論だと思います
しかし当時現役小学生から見ると僕も友達も「けっ、ほら吹き野郎め!」と全く信じてませんでした
100人いれば100人嘘をつくのがクソガキ子供だと思ってました
世界的有名人のサイババや政治のニュースを流してるテレビは信じても普段牛乳瓶のフタやどんぐり拾ってるようなヤツの言う事など信じるだけ無駄というもの

ある時兄がUFOを見たと言い出しました 当然僕と弟は「けっ、ほら吹き野郎め」って1㍉も信じませんでした
親にも錯覚だとか飛行機だとか言われて否定されました
普通ならここで嘘を認めるのですがこの時は「本当だ!絶対に見た!」と食い下がりました
UFOの詳細な動きまで説明し飛行機との違いを熱弁していました
唯一信じていたのは爺さんだけですが僕も普段とはあきらかに違う兄に何かを感じました

それから十数年後 兄も私も社会人になり法事で昔話をしている時に当時の事を聞きました
すると一言「ああ、あれウソ」

ガキなんてこんなもんだ

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